
はじめに
「なんか変だな…」と思ったとき、すぐに動けますか?
脳卒中は、時間との勝負の病気です。発症から治療までの時間が短いほど、後遺症が軽くなります。でも、「しばらく休めば大丈夫かも」「様子を見よう」と迷ってしまうと、命の危険も…。
今回は、脳卒中のサインと、すぐに救急車を呼ぶべき理由を分かりやすくお伝えします。
脳卒中のサインは「FAST」でチェック!
脳卒中の症状は突然現れます。「FAST(ファスト)」という4つのポイントを知っておくと、すぐに気づけます。
✅ F(Face:顔) → 片方の顔がゆがんでいませんか?
✅ A(Arm:腕) → 両腕を上げたとき、片方が下がりませんか?
✅ S(Speech:言葉) → 言葉がうまく話せませんか?
✅ T(Time:時間) → どれか1つでも当てはまれば、すぐ119番!
このような症状があれば迷わずすぐに救急車を呼びましょう!
こんな症状も要注意!
FAST以外にも、次のような症状が出たら危険です。
✔ 突然、ひどい・激しい頭痛がする
✔ 片方の手足がしびれる、動かしにくい
✔ 片目が見えにくい、二重に見える
✔ ふらついて、真っ直ぐ歩けない
✔ 急にめまいや吐き気がする
なぜ「すぐ」救急車を呼ぶべき?
脳卒中は、時間との戦いです。
- 発症から 4.5時間以内なら、血栓を溶かす薬(t-PA)が使える可能性が高い
- 早く治療を受けるほど、後遺症が軽くなる
- 遅れると命の危険も…!
「ちょっと様子を見よう」と迷っているうちに、治療のチャンスを逃してしまうこともあります。
まとめ:おかしいと思ったら、すぐ119番!
脳卒中は、少しの違和感でも早く動くことが大切です。
- 「FAST」の症状があれば、迷わず119番!
- 激しい頭痛・しびれ・ふらつきも要注意!
- 「様子を見る」は絶対にダメ!
- 「おかしいな?」と思ったら、すぐ行動を!
あなた自身はもちろん、ご家族やご友人を見て「あれ、ちょっとおかしいな?」と気づくことも大切です。
あなたのその判断が、大切な命を救います。
カテゴリー:健康コラム