株式会社Kitahara Medical Strategies International(所在地:東京都八王子市、代表取締役:檀 香、以下、KMSI)は、今後一層進む少子高齢化と、同時に問題化する社会保障財源の枯渇の中で、自らの意志に沿った生活を安心・安全・快適に送るための会員制サービス「北原トータルライフサポート倶楽部」を2018年3月1日より正式にリリースいたします。
【サービス概要】
本サービスは会員制のサービスで、登録された会員様の意志情報・医療情報・生活情報(本サービス内では「デジタルリビングウィル」と呼ぶ)をもとに包括的な生活サポートを提供いたします。会員様は加入時に自身の健康状態から想定される医療行為や突然の事故、病気の際の緊急処置など様々な状況に応じて、自分にとって最も望ましい対応(検査や治療の承諾、延命治療の有無など)を登録しておくことによって、実際に病気になったときなどに協力医療機関での速やかな対応を受ける事が可能になります。これにより病気の早期回復と、家族や関係者の様々な負担の軽減が期待できます。医療行為は協力医療機関である医療法人社団KNI(所在地:東京都八王子市、理事長:北原 茂実)が提供いたします。
本サービスでは基本健診パックなどの医療・介護サービスはもとより、会員様のみが利用できるオプションサービスとして「成果保証型リハビリテーション(医療保険の枠を越えた利用者独自の目標を達成するためのリハビリテーション)」や「なんでもサポートサービス(介護保険適応外の生活サポートサービス)」などの提供を行い、病気になる前の会員様、病院を退院した後の会員様の生活全般を支えていくためのサービスとなっております。また本サービスにかかる費用や協力医療機関での医療費の支払いをキャッシュレスで可能とするサービス「トータルライフサポート信託」が別途、三井住友信託銀行株式会社の提供により利用可能となります。
【今後の展開について】
2018年3月1日からは入会時のスペシャル検診、会員情報の管理(デジタルリビングウィル)、会員情報に沿った迅速な治療提供、トータルライフサポート信託(3月中にサービス開始予定)、電話・メール相談サービスを特典に含む「ブロンズ会員プラン」と会員情報の管理のみを行う「ローズ会員プラン」をリリースいたします。さらに特典が付加されたシルバー会員プラン、ゴールド会員プランも順次開始していくことを予定しています。また2019年度を目処に情報の管理・運用に人工知能や生体認証の導入を予定しており、登録した情報をもとに普段から病気など生活上のトラブルが起きないよう人工知能からアドバイスを受けることができるようになるサービスや、顔や指紋など生体情報を登録することにより意識を失った状態で救急搬送された場合や、認知症の方の徘徊時の本人確認機能の開始を予定しております。
また今後、オプションサービスを拡大し、買い物代行から、家電、家屋の修理、ペットの預かり、自分のお葬式の用意、遺言書作成のお手伝いに至るまで、会員様の「命」と「生活」を守るために必要なあらゆるニーズに対応できるよう事業を拡充してまいります。
【背景】
2025年、団塊世代が後期高齢者に到達し、日本は世界に類を見ない超高齢社会となり、2030年には都市部全世帯の40%が高齢者の一人暮らしになるとも言われています。高齢者の一人暮らしでは急に意識を失う病気にかかった場合、救急病院に運ばれても、その人の既往歴や生活歴を知ることができず、検査や治療に関する承諾もとれないため適切な診断と治療が難しくなります。また、「延命治療を行うか」「もし亡くなったとき、お葬式をどうするか」といったことをその方の意志に沿った形で行うことが非常に難しくなります。その他、認知症の方が徘徊したときに身元の確認ができないなど高齢者の生活では多くの問題が発生しています。こうした課題を解決するため「北原トータルライフサポート倶楽部」は誕生しました。
「北原トータルライフサポート倶楽部」は今後一層進む少子高齢化と、同時に問題化する社会保障財源の枯渇の中で、社会の機能を維持するためのシステムになります。
KMSIは近い将来訪れる超高齢社会とその先の未来においても、一般市民が安心・安全・快適な生活を送れるように、医療をツールとした社会改革を進めます。